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2008-01-11 (Fri)
<登場人物>
・色アゲハント♀楪
・トゲキッス♂蓮都

6年ぶりに運命の再開をした時の小説ですv

=追記からどうぞ
ある屋敷の執事を解雇された男、蓮都は6年ぶりに運命的な再開をした。

蓮都は気まぐれに公園に入るとベンチに横たわって寝ている女の子を見つけた。
最初倒れているのかと思い駆け寄ったが、ただ寝ているだけなのを確認すると蓮都はホッとした。
そして寝ている女の子の隣に座り、寝顔を覗き込んだ。
蓮都はその女の子のケープの上にあるリボンに見覚えがあった。
それは以前蓮都が執事として仕えていたお嬢様、楪の10歳の誕生日プレゼントに送ったもので、世界に一つしかないものだったのだ。
6年も経っていて少し大人びてはいるが、よく見ると確かに楪だった。
昔より綺麗に大人っぽくなった楪に一目惚れしてしまった蓮都はドキドキしていた。

その時楪の目がぱっちり開いて、二人の目があった。
蓮都は思わず立ち上がり、楪はゆっくり起き上がった。
「何?」
ささるように言葉を放った楪はその男の顔を観察するように見た。
綺麗な顔や優しい声、オッドアイは誰かを連想させた。
「あなた・・・どこかで会った事・・・」
楪はそれが誰なのか思い出そうとしたが思い出せなかった。
いくら大好きな人でも、いくら思い出があっても5年も経てば記憶は褪せてしまう。
楪は蓮都をずっと観察していた、いや、睨んでいたので蓮都はその場を動けなかった。
昔のような無邪気な楪ではなく、別人のような楪に蓮都は驚いていた。

しばらくどちらも動かなかったが、その沈黙を破るように楪のお腹がなった。
楪はお腹を抱えて目を蓮都から逸らし、顔を真っ赤にした。
すると蓮都は鞄から箱を取り出し、楪に差し出した。
「これは僕が作ったもので、牛乳のプリンです。お腹がすいているならこれをどうぞ」
蓮都は小さい頃楪が嫌いだった牛乳を使って、美味しいお菓子を作れるように、色々とお菓子の修行に励んでいたのだった。
「牛乳?わたくしは牛乳は嫌いなのよ」
「そういわずに食べてみてください。きっと気に入ると思いますよ」
「わたくしは美味しいものしか食べないのよ。誰かに毒見でもしてもらわないと食べれないわ」
楪はそういいつつ、美味しそうな牛乳プリンに目が惹かれる。
お腹が空いている時はどんなものでも美味しく見えてしまうものだ。
食べようかどうしようか楪が迷っていると、蓮都はスプーンを取り出し、一口すくって食べた。
「うん、おいしいですね。大丈夫ですよ、あなたもどうぞ。」
そういって牛乳プリンと新しいスプーンを差し出した。
楪はそれらを受け取り、恐る恐る牛乳プリンを口に運んだ。
「・・・・・まぁまぁね」
そう一言いうと楪はその牛乳プリンを一気に全部食べた。
その食べっぷりと顔を見た蓮都は思わず笑ってしまった。
「な、何が可笑しいのよ///別に、食べてあげたんだから感謝しなさいよね」
目線を逸らす楪だが、顔は赤くなっていた。

蓮都はしばらくクスクス笑っていたが、ふと気がついたように時計を見た。
「いけない、そろそろ行かないと。では、僕のお菓子を食べてくれてありがとう。可愛いお嬢さん」
そういって公園を出ようとすると、楪に後ろに引っ張られた。
「わ・・・わたくしも、一緒に連れて行って」
「でも、お嬢さんには帰る家があるでしょう。それにお家の方が心配しますよ」
「いいのよ、あんな家。わたくしの大事なものはもっと違うところにあるわ。
それよりあなたに興味があるの。わたくしを連れて行ってよ」
6年前、楪のだだに負けて危険な目にあわせたことのある蓮都に、楪を連れて行く事は出来なかった。
「でも、僕にはお嬢さんを連れて行くことはできないし、足手まといになるんですよ」
蓮都はなんとかやんわり断ろうとしたが、その時楪の表情が変わった。
「何よ、わたくしが下手にでてあげているのに断るなんて許さないわ。あなたに断る権利なんてなくてよ。
折角わたくしが付いていってあげるといっているんだから素直に従いなさい。」
弾丸のように出る楪の強い言葉に蓮都は唖然とした。
と同時に今の楪をなだめることは出来ないと悟った。
蓮都はもう楪を危険な目に合わせないと自分の心に誓い、決心した。
「しょうがないですね。では、一緒に行きましょう」

こうして楪と蓮都は一緒にいるようになった。
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